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教育訓練給付制度とは

資格を取得する目的は、現在の業務に必要だとか、スキルアップ、就職対策の他、思わぬリストラに備えておくなど様々です。

とはいえ、資格を取得するために参考書や問題集を買いこんで、独学で勉強するのは、なかなか難しいものです。

特に社会保険労務士のような、難易度の高い国家試験にチャレンジするには、通信講座やスクールを利用するのが効果的です。
そこで、これらの受講費の負担を軽くするために、設けられているのが教育訓練給付制度です。

この制度では、雇用保険に加入している方や、以前加入していた方が一定の条件(加入期間)を満たしていれば、講座の受講終了後にハローワークから、給付金を受け取ることができます。
受給条件に関しては、このサイトの教育訓練給付金についてをご覧ください。

受講する講座が、厚生労働大臣から指定されたものであれば、勤務先に了解を得る必要もありません。

ただし、給付金を受け取るには、受講先の講座を全て終了し、受講終了の証明をもらう必要があり、ただ単に受講を始めただけでは、給付金を受け取ることはできません。

つまり、受講終了後にハローワークからの振込みになりますので、ご自身でまず受講費用を準備しておく必要があります。

なお、社会保険労務士の通信講座やスクールを受講終了していれば、試験の合否は関係ありませんのでご安心を!

教育訓練給付の手続き

給付金を受け取るには、以下のスケジュールで手続きが、必要になっています。

1.ハローワークで給付資格の確認

最初に、給付金を受け取る資格があるか、ハローワークでチェックしてもらいます。チェックといっても、雇用保険に加入していた期間を確認するだけです。

ハローワークの窓口に、「教育訓練給付要件照会票」が用意してありますので、必要事項を記入して提出します。(郵送でもOK)
なお、電話やFAXでの問合せは受付ていません。

その後ハローワークから、給付金を受け取る資格があるかどうか、書面で連絡がきます。
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2.受講予定の講座をチェック

給付金の対象となる講座かどうか、中央職業能力開発協会の教育訓練給付制度[検索システム]で、必ず確認しておきます。
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3.講座の受講申込

受講申込のときに、この教育訓練給付制度を利用することを、受講先に連絡しておきます。
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4.講座の受講開始

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5.講座の受講が終了

受講先に証明書の発行を依頼すると、次の3つの書類が郵送されてきます。
・教育訓練給付金申請書
・教育訓練修了証明書
・受講費の領収書
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6.ハローワークに給付金の申請

住所地を管轄するハローワークの窓口に、受講先から発行された3つの書類と、以下の書類を用意して提出します。(郵送でもOK)
・雇用保険受給資格者証または、雇用保険被保険者証のコピー
・本人の住所確認ができる身分証明書
 (運転免許証、パスポート、住民票など)のコピー

申請受付は、受講終了翌日から1カ月以内のみの受付ですから、早めに申請しておきましょう。
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7.給付金の受け取り

ハローワークで簡単な審査後、1カ月以内に給付金が、指定銀行口座に振り込まれます。

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