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社会保険労務士になる3つのステップ
正式に社会保険労務士になるには、原則として年1回実施されている試験に合格した後で、全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録し、各都道府県の社労士会に入会することが必要です。
試験に合格しても、名簿に未登録あるいは、社労士会に入会していない場合は、社会保険労務士試験の合格者のままです。(報酬を受け取って、社会保険労務士の業務はできません。)
試験に合格する
社会保険労務士になるには、まず試験に合格することが先決になりますが、試験を受けるには、一定の受験資格を満たしている必要があります。
社会保険労務士のほとんどは、試験に合格してから、名簿に登録する方が大多数です。
ただし、例外的に弁護士の資格を持つ方や、それまでの実務経験から、試験科目が免除される方もいます。
また、実務経験の内容により、一部の試験科目が免除される方もいますが、これらのケースはごく少数になっています。
名簿に登録
試験に合格した方や試験が免除になった方は、実務経験が2年以上あるか、あるいは、全国社会保険労務士会連合会が実施している講習を受講すると、連合会の名簿に登録できます。
名簿の登録に必要な、書類と費用は次のようになっています。
[必要書類]
1.社会保険労務士試験の合格証書
2.社会保険労務士登録申請書
3.関連従事期間の証明書
(いわゆる実務経験の証明書で、通算して2年以上あれば、合格前の
期間も含めてよいことになっています。)
4.全国社会保険労務士会連合会の指定講習の修了証明書
*3.か4.のどちらか1つ
5.住民票1部(申請前3カ月以内のもの)
6.写真(正面から顔を撮影したタテ3.0cm×ヨコ2.5cmのもので、
裏面に氏名を記入。白黒orカラーのどちらでもOK)
[登録費用]
登録費用として、収入印紙で¥30,000円と、登録手数料¥20,000円を納めます。
各都道府県の社会保険労務士会に入会
上記の名簿の登録と同時に、各都道府県の社会保険労務士会への入会手続を済ませると、正式に社会保険労務士を名乗ることができます。
以下の書類と会費を、住所地の社会保険労務士会に提出して手続します。
[必要書類]
1.入会届
2.写真(タテ3.0cm×ヨコ2.5cm)
[会費]
・勤務会員(企業に勤務する場合)
入会金¥30,000円+年会費¥42,000円=合計¥72,000円
・開業会員(独立、開業する場合)
入会金¥50,000円+年会費¥96,000円=合計¥146,000円
上記の費用は東京都のケースで、他の道府県では、金額が異なることもあります。
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