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社労士試験対策Q&A
Q 1: 社会保険労務士の試験対策として、大切なことは何ですか?
Q 2: 社会保険労務士の勉強時間は、どのくらいが目安ですか?
Q 3: 試験の出題範囲は、どうなっていますか?
Q 4: どの科目から、勉強を始めるといいのでしょうか?
Q 5: 社会保険労務士を受験するときに、特におさえておくポイントは?
Q 6: 勉強するには、独学、通信講座、スクールのどれがいいのですか?
Q 7: 試験が近づいたときに、気を付けることはありますか?
Q 8: 社会保険労務士の試験では、時間配分が難しいと聞きましたが?
Q 1: 社会保険労務士の試験対策として、大切なことは何ですか?
A:
他の試験でも言えることですが、過去に出題された問題を何度も解いて、出題傾向を知ることです。出題されるのは、毎年同じ部分が繰り返し出題されることが多いので、過去問題の練習は、即実戦力につながります。
なお、社会保険労務士の試験では、各科目ごとに合格ラインが設定してあり、1科目でも合格ラインを切ってしまうと不合格になりますので、不得意科目がないように、まんべんなく勉強しておきましょう。
Q 2: 社会保険労務士の勉強時間は、どのくらいが目安ですか?
A:
一般的に約800〜1,000時間必要といわれており、1日に3時間の勉強で、約9カ月〜1年かかります。
ただ、この時間はあくまで一般的な目安で、600時間ほどで合格した方もおられますので、集中して効率的な勉強を心がければ、時間の短縮も可能でしょう。
また、合格した方のほとんどは、短時間であっても必ず毎日、社会保険労務士の勉強を続けた方が多いようです。
Q 3: 試験の出題範囲は、どうなっていますか?
A:
社会保険労務士の試験科目は8科目ですが、その中の一つである一般常識問題では、労働に関する50以上の関係法令や、労働白書、経済白書などからの出題もあります。
これらを、全て隅から隅まで勉強するとなると、どれだけ時間があっても足りませんので、ポイントを絞って勉強することになります。
民間の通信講座やスクールでは、試験日の数カ月前から、一般常識問題に的を絞った講座も開かれています。(例:白書講座など)
Q 4: どの科目から、勉強を始めるといいのでしょうか?
A:
社会保険労務士試験は、8科目から出題され、それぞれ各科目はお互いに関連性があります。
しかし、この8科目の内容をみると、社会保険と労働保険の2つの分野に分けることができ、それぞれ次のような順序で勉強すると効果的です。
社会保険関連 | 労働保険関連 |
1.健康保険法 ▽ 2.国民年金法 ▽ 3.厚生年金保険法 ▽ 4.社会保険に関する一般常識 |
1.労働基準法 ▽ 2.労働安全衛生法(安衛法) ▽ 3.労働者災害補償保険法(労災保険法) ▽ 4.雇用保険法 ▽ 5.労働保険料徴収法(徴収法) ▽ 6.労働に関する一般常識 |
Q 5: 社会保険労務士を受験するときに、特におさえておくポイントは?
A:
社会保険労務士試験が、他の国家試験とちょっと違う点は、出題範囲になっている法律が、必ず毎年改正されるところです。
このため、法律改正された部分は、試験に出題される可能性が非常に高く、最重要ポイントです。ですから、法律改正の情報は必ずチェックして、理解しておくことが大切です。
Q 6: 勉強するには、独学、通信講座、スクールのどれがいいのですか?
A:
まず、それぞれのメリットを考えて、どれが一番、勉強がはかどるかで選ぶのがよいでしょう。
<独学>
費用の負担が少なく、自分の好きな時間に勉強できますが、自己管理をしっかりしないと、なかなか勉強がはかどりません。また、法律の改正や経済白書などの情報は、全て自分で集める必要があります。
<通信講座>
受験に必要な教材や法改正などの情報は、受講先から送られてきますが、時間的拘束がないので、独学と同じように自己管理が大切になってきます。
<スクール>
スクールに通う仲間の交流や情報交換で、モチベーションを維持しやすい反面、通学時間と費用の負担が大きくなります。
Q 7: 試験が近づいたときに、気を付けることはありますか?
A:
体調管理に気をつけ、受験手続を早めに済ませておくことです。
社会保険労務士の試験時間は、午前と午後合わせて、4時間50分の長丁場ですから、体調が悪いと、実力を出し切れません。
また、会社に勤めている方は、仕事の都合で受験願書の提出を、つい忘れてしまうこともありますので、受験受付が始まったら早めに手続しておきましょう。
Q 8: 社会保険労務士の試験では、時間配分が難しいと聞きましたが?
A:
実際の試験は、科目ごとに実施されるのではなく、選択式と択一式の問題形式になっています。(いずれもマークシート方式)
選択式は、持ち時間80分で40問出題され、1問あたり2分の時間配分になります。択一式は、持ち時間210分で70問の出題で、1問あたり3分の時間配分です。
選択式では、いわゆる穴埋め方式で、文章中の( )の中にあてはまる語句を、20個ある選択肢の中から選ぶ方式のため、時間的余裕があります。
一方、択一式では、各問題5つある文章の中から、一つだけ正解を選ぶのですが、最近の試験では、この問題文が長文化しており、なおかつ正確な知識がないと解答できないことが多く、かなり時間がかかるようになってきました。
その上、試験時間が210分(3時間30分)になっているため、集中力を維持するのも大変です。ですから、日頃の問題練習や模試などで、早く問題を解く練習と、時間配分に慣れておく必要があります。
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