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社会保険に関する一般常識の試験
社会保険に関する一般常識問題は、労働に関する一般常識問題に比べ、得点しやすい科目といえます。
この科目は出題範囲が広く、幅広い勉強が必要ですが、労働に関する一般常識問題に比べれば、出題範囲が限られ、問題のレベルも標準的なものが多いので、勉強しただけの得点は可能です。
選択式・択一式試験のポイント
■選択式 40問中5問の出題
■択一式 70問中5問の出題
主な出題範囲は以下のようになっていますが、社会保険労務士の他の科目でも、勉強する部分が含まれていますので、理解しやすいといえます。
<1>社会保障関連の法律
社会保険全般に関連する、次の法律の中から主に出題されます。
・社会保険労務士法
・国民健康保険法
・児童手当法
・船員保険法
・老人保健法
・介護保険法
・確定拠出年金法
・確定給付企業年金法
<2>厚生行政と社会保障の動向
主に、厚生労働白書からの出題が多く、その他に経済白書からの出題もあります。テレビや新聞で話題になっているテーマについては、出題頻度が高く要注意です。
<3>社会保障制度の歴史
日本の医療制度や年金制度の、今までの経緯やその内容についての問題が出されます。法律の制定の流れに沿って、理解しておくとよいでしょう。
<4>医療制度と年金制度
医療、年金の相違点や共通点を、横断的学習でおさえておく必要があります。
例えば、医療では国民健康保険(自営業者の保険)と、健康保険(会社員の保険)の相違点と共通点。年金では、国民年金、厚生年金、共済年金の相違点や共通点などが出題されます。
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社会保険の一般常識では、難易度の高い、「労働に関する一般常識」の得点不足を補うことに、全力を傾けましょう。
社会保険の一般常識は、出題範囲が広いとはいえ、基本的な事柄が出題されますので、確実に得点しておきたいものです。
この科目が、社会保険労務士の合格の重要ポイントといえます。
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